腰痛

日本人の成人二人に一人は経験するといわれている腰痛。多くの方が腰痛に頭を悩ませていることがわかります。当院にも腰痛でお悩みの方が来院されていますが、多くの方がすでに整形外科や近所の接骨院、マッサージなどに通院経験があります。

また腰痛で整形外科にかかった時に、
腰椎分離症、すべり症、変形性腰椎症、椎間板ヘルニア、筋筋膜性腰痛、腰椎捻挫などと、言われる診断名はさまざまです。

そしてほとんどの腰痛が原因を特定できないため、下記のようなとりあえず痛みを抑える対処療法になってしまいます。

・ブロック注射を打つ
・痛み止めを飲む
・牽引療法（腰の骨を引っ張る）
・電気、超音波による治療

しかし、一時的には痛みが消失しても再発してしまう事が多く、通院しているのになかなか良くならないと言ったお声を聞きます。

再発を繰り返すうちに症状が悪化してしまうと、最終的には神経を圧迫している箇所を切除する手術をすることにもなりますが、手術を施しても腰痛が改善しないケースもあります。

なぜ、手術をしても腰痛は改善しないのでしょうか？それは上記のような処置では痛みを引きおこしている原因は消えていないからと考えられます。

実際に来院された患者様の声をお聞きください。

田原市　Ｓ・Ａ様

「もう5年以上のお付き合い」

長距離ドライバーという仕事柄、長年慢性の腰痛を抱えていましたが、先生の治療を受けるようになってから運転中の腰の重さはなくなりました。
忙しい時期になると腰の重さが気になりますが治療してもらうと1回で重さもなくなるのでいつも頼りにしています。

腰をちゃんと理解しよう！

ところで腰とは何でしょうか？考えられたことはありますか。　腰をちゃんと理解してあげると、
腰痛の改善はもちろん、再発の予防にも役立ちます。
ここでは、腰というのは骨盤と腰椎として、話を進めていこうと思います。

腰とは？その①

腰は上半身を支える土台である。

画像のように頭から腕、背骨と言った上半身は腰の上に乗っかっています。立っている間、腰は上半身を支えている土台です。
体重の約70％は上半身の重さ言われ、50ｋｇの方を例に挙げると約35kgが腰に乗っていることになります。言い換えれば、腰にとって上半身は荷物と言うことです。
そう、腰は起きている間、上半身と言う荷物をずっと支えているのです。荷物は整頓され左右均等にバランス良く整っていた方が楽に支えられますよね。左右バラバラに重さが偏った荷物を支えるのは辛いことが想像できると思います。
上半身の歪みや姿勢の崩れによって、バランスの悪い状態で腰に乗っていることが
腰痛の原因と考えられます。

上半身と言う荷物が偏って腰に乗っていると、いずれ疲れてしまい限界を超えてしまいます。
腰痛は「もう支えきれない！限界！」といった腰の悲鳴なのです。

ですから腰痛改善は上半身を整え、バランス良く腰に乗っけてあげることが大切なのです。

デスクワークで腰痛の方は、猫背になったり、首の疲れ、肩こり、目の疲れ（顔面の疲れ）などはありませんか？　でしたら上半身が傾いて腰に乗っているかも。そういったところが腰痛を引き起こす原因の可能性が高いと思います。

腰は足に支えられている

上半身を支えている腰ですが、腰自体は足に支えられています。腰は上半身の土台でしたが、腰の土台は足と言うことになります。何事も土台が大切ですよね。足がしっかりしていないと、上半身と言う荷物を支えられるでしょうか？

運動不足、立ち仕事で足が疲れている、そんな不安定な足の状態で荷物支えていれば、腰は負担も疲労も増えてしまいます。

腰痛の方が病院で、「歩きなさい」「ウオーキングをしなさい」と勧められ事が多い理由はそのためでもあります。
普段運動をしているか？　足の筋肉は疲労で硬くなっていないか？　足の状態を確認して、施術することも腰痛を原因から改善する大切なポイントです。