冬のトレーニングを想う 豊橋 野球肘肩
春の選抜出場校も決まり、野球人、高校野球ファンとしては3月が待ち遠しい。
選抜大会は面白い。
冬の間筋トレなどで体が大きくなり、パワーアップした選手。ボールを握ることが少ないので、肩を休めて故障が回復した選手などなど、春はコンディションの良い選手が多いと感じる。(あくまでも個人の意見でデータがあるわけではない)そうなるとレベルの高い試合になるから毎年楽しみだ。
そんな選手を伸ばす冬の時期だが、野球肩肘、または腰など故障歴のある選手には再発の危険もある。
例えば写真のK君、以前は肩の痛みがあった。治療とフォーム修正で痛みはなかったのだが、先日久々にフォームチェックをしたところ、以前の悪い癖が少し出ていた。
冬のトレーニングで、パワーアップしたのだろう。本人曰く、「打球も飛ぶようになったし、強いボールも投げられるようになった」とのこと。
それはもちろん結構なことだが、パワーアップした分、力任せに投げるようになっているのかもしれない。
野球肩肘のリスクが少ないフォームは全身を上手く使うことが大切で、力に頼ってはいけない。正しいフォームに冬のトレでアップしたパワーをちゃんとボールに伝えれば、少ない力で強いボールが投げられる。そうなるともちろんリスクも少ない。
彼の場合は、
体が開く原因となる、ステップした時にトップが遅れるという癖が出ていた。
(野球をしない人には全く分からない説明、すみません)
彼にはフォーム修正時期にも説明したことなので、理解も早く、今後気をつけてもらえるだろう。
もう直ぐ春季地区大会が始まり、本格的に野球シーズンとなる。縁あって施術させて貰っている選手が、無事に夏の大会まで全力で野球に打ち込んでもらえるよう願うばかりだ。
K君、頑張って!