パフォーマンスと故障予防の両立を想う 豊橋市 中学野球 

中学生の部活動についてこんなことを耳にした。

今年1月、運動部活動に関する指針を検討するスポーツ庁の有識者会議が京都で開かれ、中学校では休養日を週2日以上、1日の活動時間を2時間、休日は3時間程度までとするという指針の骨子が大筋で承認された。

休みが決まっていることはいいことだし、日数も増えれば体の負担も減るので、僕は賛成。と同時に野球レベルの低下も気になるところ。今日本のジュニア野球界はパフォーマンスと故障予防の両立を迫られているのかもしれない。

(アメリカでは、肘肩を故障するとすぐにメスを入れるようだ。高校生で肘にメス痕がある選手は珍しくないという。フォーム修正をして予防するという考えはないらしい。日本も将来「メスは当たり前」というようになるのだろうか。)

しかし両立と言っても、指導者が技術指導と予防指導をどちらも勉強して高いレベルまで習得することは可能だろうか。
僕の答えは「No」だ。
特に部活となれば指導者は教員。教員業務と部活指導に加え、休みの日に専門のセミナーに出席。激務の中そこまで求めるのは酷だろう。これは中学野球に限らす高校野球にも言えること。

今回のスポーツ庁の有識者会議の内容はとても良いものだと思うが、僕的には「外部指導者の積極的採用」を協議してもらいたいと思う。教員、監督がすべてを行うという現状を変えることが、パフォーマンスと故障予防の両立の近道ではないだろうか。

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