選手の可能性を潰す指導にうんざりします。

先週末は野球肩で来院されている選手の試合観戦。痛みも問題なく思いっきりプレーされていた。
内容は本人の満足いくものではなかったと思うが、全力で出来てるることが大切。パフォーマンスはこれからの練習でどんどん上げていけばいい。施術させていただいている私としてもひと安心です。

 

うんざりする光景をやっぱり見てしまった。

さて、その日は他にも何試合か組まれていたので、別の試合も観たのですが、あるチームの監督が気になりました。見た目からして60歳手前の方だろうか。
ベンチでも1番大きな声を出して選手に指示をしている。
そんな様子をずっと観ていたが、指示内容の割合を見てみると、

4割はアドバイス。
5割は注意(叱る咎める)。
1割は誉める

といったところだ。

アドバイスは良いとしよう。しかし半分以上(どうしてそんなプレーをしたんだ!的な)注意が占めている。

注意が多く、少し誉める。

これは日本の指導者に多いタイプ。

僕はこういう指導者を見るとうんざりするし、これに疑問を呈しています。

あなたの指導が選手の可能性を潰してしまいます。

そもそも試合中に注意すること自体がナンセンスだと思っている。ミスした、結果を出せなかったことは選手が1番分かっている。そういう指導はゲーム後、選手が落ち着いた時に、指導者が落ち着いた気持ちで伝えるべきだと思うし、そんな時に追い打ちをかけるように細かい注意、ミスの内容を具体的に責めても伝わらない。

観戦した試合の指導も終始感情的になり、訳のわからない注意をしていた。

その指導者は1番大きな声が出ていた。しかし、一生懸命なのはわかるが伝わる指導をしなければ全く意味がない。

伝え方を考えていないのだろう。

自分達が受けて来た指導は現在では通用しないし、そういった指導は選手のモチベーションを下げ、可能性を潰していることを自覚して欲しいものだ。

もっと指導というものを学んで欲しいと思う。

では、どんな指導が良いのか?  そういった声が聞こえて来そうなので、次回も指導について書いていこうと思う。

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