プロ選手のフォームと見比べて、野球肘、野球肩の原因となる悪い癖を確認してみよう

 

野球肘肩の原因には方程式のような決まった悪い癖がいくつかあります。今回はそのうちの1つをご紹介。

下の4枚の画像は、最近野球肩、野球肘で来院された方々のものです。

年齢は中学生から30代。ポジションも様々ですが、みなさん半年から1年以上痛みが続いていて、整形外科を受診されたり、接骨院で施術された経験がある方々です。

 

プロのフォームと見比べてみてください。どこが違うでしょう。

画像は着地する瞬間であり、投げ手がトップに入る瞬間です。

さて本題。

この4人には、共通する”肩や肘が痛くなる悪い癖”があります。

比較としてプロの同じ瞬間の画像です。

分かりますか? プロの共通点と先の4人の共通点。

では答え。

その悪い癖と言うのは、トップの時、背中越しに肘が見えないというものです。(キャッチャー側から肘が見えるかどうか)

当院ではこの悪い癖を、

トップの位置が背中側に浅い

と表現しています。

もちろん、野球肘肩、肘の原因はこれだけではありません。他にも多くの悪い癖はありますが、痛みを訴える選手達の80%はこのようにトップの位置が背中側に浅い。

痛みの関係性はと言うと、文章では伝わりずらいので割愛しますが、簡単に言うと、トップの位置が背中側に浅いと腕だけに頼って投げてしまいます。

いわゆる”手投げ”です。

腕だけに頼った投げ方を続け、疲労が肩肘に集約された結果、痛みを訴えるようになるのです。

また、”手投げ”はパフォーマンスも低く、結果もついてきません。

(かと言って無理やりプロのフォームのように肘を背中側に引けばいいというものでもありません。来院された方には、正しい修正方法をしっかりアドバイスさせていただいています。)

 

ご自分のトップを確認してみてください。

現在、ボールを投げる際、肩や肘が痛い方、パフォーマンスが伸び悩んでいる方、1度ご自分のトップの位置を確認してみてください。

最初の4つの画像のように、トップが背中側に浅くなっていませんか?

もし浅いようでしたら、そこにあなたの痛みの原因やパフォーマンスの”伸びしろ”が隠されているはずです。

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