メンタルの強いピッチャーとは? ピッチャーに必要なメンタルを鍛えるにはどうすればよいか。
「投げ込みは必要ですか?」
そんな質問に対して、私は投げ込み賛成派として、来院される選手にも条件付きで勧めています。
前回から書いている、野球肩野球肘の予防からパフォーマンスアップの見地から答える、”投げ込み必要論”
今回は、
②メンタル強化について書いていきます。
投げ込み必要論② 負け試合を「しょうがない」と思えるか
②メンタル強化
良いピッチャーの条件は、良いボールが投げられるだけではありません。
心の強さも大切です。
では、ピッチャーに必要な心の強さとは何でしょうか?
どんなピッチャーにも、調子の悪かった悔しい試合はあります。
しかし、それを引きずらず、早く切り替えなければいけませんが、切り替えを早くするには、悔しさが軽い方が良いと思いませんか?
そう考えると、悔しさは、「あれはしょうがなかった」と思える試合の方が軽いはずです。
では、負け試合を「しょうがない」と思うには、どうすればよいか。
それには投げ込みの量が必要なのだと私は考えています。
どう悔しがるか。それがメンタルを鍛える大切なポイント
悔しくない負け試合はありません。しかし、
「あれだけやった」と言って悔しがるのか。
「何もしていません」と悔しがるのか。
同じ悔しがるでもどちらがいいでしょう?
「やるだけやった」と思えるくらい練習量をこなしていれば、「しょうがない」と思いやすいのではないでしょうか。
そう思えると、悔しさは軽く、少し心が救われるのではないでしょうか。
そう思えると、早く切り替えることが出来るのではないでしょうか?
ピッチャーに必要な心の強さとは、
マウンドでの度胸はもちろん、悔しさからの早い切り替え、そして冷静に負けを分析できる力だと思っています。
それらを鍛えるには、「あれだけやった」という量の自覚が必要であり、量が心の強いピッチャーを育て上げていくはずです。
ですから投げ込みは、
技術とメンタル、両方を鍛えることが出来るという意味で私は賛成派であり、選手に必要論を伝えています。
次回、3回目は、
投げ込みを行う際の条件(注意点)を書いていこうと思います。