やっぱり投げ込みは危険です。でも選手をレベルアップさせます。投げ込みを正しく理解し、ピッチャーとしてレベルアップしてください
「投げ込みは必要ですか?」
そんな質問に対して、私は投げ込み賛成派として、来院される選手にも条件付きで勧めています。
前々回から書いている、野球肩野球肘の予防からパフォーマンスアップの見地から答える、
”投げ込み必要論”
今回は、
③投げ込みの必要性と、行う際の条件(注意点)を書いていきます。
➀②と投げ込み賛成派として、意見を書いてきました。
しかし、はっきり言って投げ込みは危険です。
もっとも危険な理由は、やはり故障のリスクが高いフォームで投げ込んでいることでしょう。
良いフォームとは、良いボール、強いボールが投げられるフォームではありません。
腕や肩に頼らない、全身を上手く使った、肘肩の負担が少ないフォームが良いフォームです。
またそのようなフォームは必然的にパフォーマンスも高くなります。
つまり、故障の予防と高いパフォーマンスは両立しているのです。良いフォームであれば投げ込んでも心配ありません。
投げ込みは、自分を知ること、メンタルを鍛えることが出来ます。
しかし、
故障のリスクが高いフォームで投げていない事が絶対条件です。
これが当てはまらなければ、投げ込みは単なる危険な練習となってしまいます。
(もちろん投げ込み過ぎない事も大切です。)
ですから、ただ投げ込むといった考えは必ず故障を招きます。
フォームを見直し、安全な状態で行えば、投げ込みは①②で書いたように、きっとその選手を1段も2段も高いステージに押し上げてくれるでしょう。
当院は故障の予防とパフォーマンスアップが両立した安全なフォーム修正を行っております。
ですから、選手に自信をもって投げ込み必要論をお伝えしているのです。