野球の肩、肘の痛みから見る、野球界の将来を考える

最近はこのように野球肘 野球肩を危惧する記事を多く見ます。

投球制限や試合日程、肘肩の故障は野球界のトレンドですね。

トミー・ジョン手術 4割が高校生以下 野球指導者の意識改革を

 

予防すれば必要のない手術であり、野球の指導者の意識を変える必要がある

指導者の意識改革は必要なのは、言うまでもありません。

しかし、実際のところ、指導者の方々はどう思っているのでしょうか?

現在豊橋市の小中学生軟式野球の練習日は、
部活は週2.3回程度。
クラブチームの方は週1回。
中学硬式野球は週2.3回

変動はあるにせよ、概ねこのような感じです。

この練習日の回数で、どのくらいの疲労が溜まるというのでしょうか。

週2.3回の練習日に、必ず100球投球練習をするでしょうか?

野手はどれほど投げているでしょうか?

はっきり言って、

「壊れる方がおかしい」

そう思いませんか?

そう思っている指導者は少なくないはずです。

 

現実は多くの肘肩が痛い選手がチーム内にいますよね。原因はやはり”アレ”

しかし現実は、多くの小中学生野球選手が、

野球肘、野球肩で悩んでいます。

当院にもそういった選手が多く来られています。

そんな選手たちを診ていると、

「壊れても不思議ではない」

そう思わされる。

その理由は、やはり投球フォーム。

小中学生の試合などを見ていると、危険なフォームで投げている選手がとても多い。

野球肩、野球肘の施術をしているからこそ、その危険性が分かります。そして、「どうしてこんなに多いのか?」と考えた時、「指導がされていないからだ」と野球界の指導の現状を憂いてしまいます。

 

投球指導にこそ野球界の未来が隠れている

思い返せば、私が中学生の頃も投げ方を教わった経験はほとんどありません。

その時から数10年経っているわけですが、
野球の指導法や、練習環境は良いものになったはずです。しかし、野球の最も初歩的な”投げる”という事は進歩していないように感じます。

野球は投げる事から初まります。

投げる事は木で例えると、幹や根っこと言った基本的で1番大切なもの。

その指導が進歩していない。

これは大変な問題だと思いませんか?

しかしそこが成熟してくれば、

 

・選手は故障から守られる。

・安全にもっと練習が出来る。

・チーム内で数人投手を揃えることが出来る。(高いレベルで)

・野手、投手共にレベルアップさせることが出来る。

・チーム内で高い競争が生まれ、強いチームに育てられる。

 

このような状態にチームのレベルを引き上げることが出来るのではないでしょうか。

 

私は投げ方の指導にこそ、選手の将来、チームの成長が隠れている、もっと広く言えば、野球界のレベルアップが隠れているように思っています。

私は野球が大好きです。だからこそ、当院の野球肘肩整体が、「野球界の未来のためになるはず」と思いながら、日々施術を行っております。

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