野球で肩の痛み、肘の痛み、投球フォームで悩んでいるなら今すぐ肘の引き方を確認してください
投球フォームの修正なくして野球の肘肩の痛みは改善しない。
当院の野球肘肩整体の方針です。
では、どのような投球フォームの修正を行っているかというと、
大きな筋肉を使って投げる。
この感覚を身に付けてもらうことを第1としています。
大きな筋肉とは何か? それは背筋、大胸筋、腹筋、下半身の筋肉。
これらの筋肉を投球フォームと言う腕を振る動作に連動させるか。それをオリジナルの練習方法でお伝えしています。
その方法は文章では伝わらないので、ここでは割愛しますが、今回はその大きな筋肉の1つ、”背筋”が使えている(連動できている)かどうかを書いていこうと思います。
では以下の選手達のフォームを見てください。
この選手たちは、当院に肩や肘の痛みを訴えて来院された初日に確認したフォームです。
この選手達のフォームにはある共通点があります。そしてその共通点は、背筋が使えていないフォームとなるため、ボールの威力がダウンします。
分かりますか?
では、良い例としてプロの選手を参考に比べてみましょう。
注目してほしいポイントは、腕の引き方です。
”トップ前”と言うポイントに注目。ここがいわゆる ”しなり” を作り出す
画像のすべてはトップに入る前の瞬間を切り取ったものです。当院では”トップ前”と言っていますが、プロのトップ前は背中側に深く肘を引いています。
恐らくキャッチャーから肘がしっかり見えているはずです。
比べて、来院された選手のトップ前は背中側に浅い。キャッチャーから見えません。
文章では詳しく説明できませんが、背中側に浅いと人のカラダは背筋が使えないように出来ています。
背筋が使えていないフォームの欠点は、
”しなり” がないフォームです。
よく「腕が鞭のようにしなっている」と投球フォームを表現することがありますが、あの ”しなり” の正体は腕ではなく、背筋です。
弓のような”しなり”から矢が放たれる。投球の理想ですよね。
それを作り出しているのは、背筋なのです。
背中が背筋によってしなっているから腕が鞭のようにしなって見えているのです。腕はほとんど関係ありません。
来院された選手のフォームの画像と比べて、プロの画像は何となく背中にしなりを感じませんか?
トップ前の肘、今すぐ確認してみてください。
良いフォームには共通点があり、肩や肘が痛くなったフォームにも共通点があります。その共通点はオーバースローだろうとアンダースローだろうと関係ありません。
肘が背中側に深く引けていない。傷みで来院された方の8割以上は当てはまっています。
当院のフォーム修正は、肘を深く引くことの練習から行い、背筋が使えている感覚を身に付けてもらうことから始めます。
今、ご自分や、お子様が肩や肘の痛みに悩んでいるなら、トップ前の肘が背中側に深いのか、浅いのか。
それを確認してみてください。
小学校4年の息子が硬式野球をやっています。初めて半年です。スポーツ歴はテニスを5歳からやっています。キャッチボールなど投球動作でいつも肘が下がってしまってコントロールがよくなく強い球が投げれません。素人の私から見てもかっこいい投げ方ではありません。色々調べていますが、なかなかどうやって改善したらいいかわかりません。一度見てもらうことは出来ますか。
長坂清志 様
コメントありがとうございます。
小学校4年生ということで、早い時期に良いフォームを身に付けると、パフォーマンスUPはもちろんですが、野球が楽しくなるはずです。
是非1度、お越しください。心よりお待ちしております。