食トレは必要か?その答えは ”パワーと強さ” の違いを知ることで分かります。
食トレは昔から続く野球の悪習の一つと思っています。
もちろん私も経験しました。
”たくさん食べられなかった” 食トレ経験談
もともと食が細かった。「丼メシで何杯も」 というチームメイトを見ながら、
「いつか自分もあんなに食べたい」
「あれだけ食べたらもっとパワーがつく」
そう思っていました。
結局大食いになることはありませんでした。
しかし、体力で負けたことはほとんどありません。
ウエイトトレーニングもしっかりとした重さを上げていましたし、 冬場のランニングトレーニングで遅れをとることも、 夏場にバテることもなかったです。
そうそう思い返した時、 やはり母が食事を気にしてくれていた事が大きかったと思います。
肉魚野菜と品数も多く、バランスの良い食事を摂らせてくれていたこ とを、治療の世界に入ってから分かりました。
感謝しています。
(ただ、当時はもっと食べないと大きくならないよ! とは言っていましたね(笑))
やはり、量より質が大切です。
カラダを大きくしたければ、 米をたくさん食べた方がいいと思います。
体が大きいとパワーはつくでしょう。
しかし、 選手としてレベルが上がるとは違うのではないでしょうか?
体の大きさよりも強さが大切。
強いとは、
・怪我や故障の原因となる疲労に強いこと。
・辛い練習にも耐えられる、持久力が強いということ。
体が大きいと、体が強いは別なのです。
パワーがあれば、怪我故障に強いわけではありません。
その強さは、米などの炭水化物だけでは養えないのです。
よく、「うちの子は食べないから……」と食の細さを怪我や故障、 パフォーマンスの低さの原因とする保護者の方がいらっしゃいます 。
心配しないでください。
食が細くても、バランスの良い食事であれば、 怪我故障の復帰もパフォーマンスアップも大丈夫です。
アスリートの食事は量より質に注目してみてください。