現代の野球肩野球肘の問題は、金属バットが原因と言う側面はあるだろう。木製バットの有効性を考えてみる。
高校球児を怪我故障から守るための面白い記事を見つけたので、シェアしたいと思います。
現在の高校野球界は打高投低と言えるだろう。
大学時代に木製使った経験からいうと、金属とかなり違う感覚がバッティングに求められる。
逆を言えば、金属はパワーがあればなんとかなると言えるだろう。
そして、現代の高校球児は筋トレの発達、プロテインなどのサプリメントの発達で、かなりのパワーを持ち合わせている。
それに金属バットが重なれば、鬼に金棒。投手は不利にならざるを得ない。
そんなパワーを持ち合わせたバッターに対抗するため、投手もパワーを求め始める。
しかし、パワーだけを求めると、スピードや球の重さは増すだろうが、怪我故障のリスクは増えてしまう。パワーを身に付けたら、それを扱えるカラダに仕上げなければ意味がない。
必要なのは正しいフォームや柔軟性。日頃のケア方法。これらを蔑ろにしてしまうとパワーだけがカラダを暴走させ、やがて痛みを発症させてしまう。
残念ながら、パワーを扱えるカラダを作る指導はかなり遅れていると言える。それは、どのチーム内でも肩や肘の故障者が多い現実で明らかだ。
(そのために私は怪我故障に強い、正しいフォームを提案しています。)
”パワーのある打者が金属バットを使うため、それに対抗するべく投手もパワーを求めることで、怪我故障のリスクが高まっている。”このように現代の野球肩野球肘の問題は、金属バットが原因と言う側面はあるだろう。
記事に書いてある通り、「低反発金属バットではなく、木製で」というのは私も賛成だ。しかし、消耗の激しい木製バットを潤沢に準備できる学校となると、やはり私学の強豪校が金銭的に優位になってしまうだろう。
とすると、私学公立の差がますます広がってしまう。
「折れないことを目標にすれば、それが選手の本質的な技術の向上につながる」というライターの意見は核心をついていると思う。
しかし金属か木製かという議論になった時、「やはり金属で」というふうになるのではないだろうか。
それを考えると、低反発な金属バットの導入が一番現実的でなのではないかと思う。
高野連には早い導入を期待したい。