指導者に求められるスキルを想う

先日、星野仙一氏のニュースに絡めて、指導者の厳しさについて書いた。

厳しくすることが難しくなった。しかし指導には必要。現代の指導者が身に付ける厳しさとは?を数日考えていたところ、こんなコメントを耳にした。

「星野さんはアフターフォローの人だ」

星野さんの朋友、田淵幸一氏の言葉だった。

指導する選手に対してはもちろん、その家族にまで気を配った行動をされていたようだ。

もちろん、プロ選手とアマチュアの違い、使える金銭など、真似をしようとしても無理な面もあるだろう。しかしどんなアフターフォローが出来るか考えることが重要だ。いや、実はそこまでして初めて指導ではないのだろうか。

日本人は「釣った魚にエサをやらない」と、本で読んだことがある。確か恋愛系の本だったような…(笑)とにかく、アフターフォローが下手なのだろう。

結局、技術が上手くなるというのは本人次第だ。技術を教えても合う合わないは必ずあるし、万人に合った技術指導なんてないだろう。だた厳しい指導者の下で練習するかしないかでは上達のスピードは変わるはずだ。

しかし”理由なき厳しさ”ではダメ。「この人の厳しさには周りも納得している」そういわれる指導者が必要とされる。

今、指導者に求められるのは、アフターフォローという日本人が不得意とするスキルだと、勝手な解釈だが星野氏が示してくれていると感じた。

 

 

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